Column

2025/11/15

どのクリスマスケーキにする?

カラフルに飾られたクリスマスツリーやイルミネーションで街中が彩られ、
リズミカルなクリスマスソングで賑わうシーズンとなりました♪

今年のクリスマスケーキは何にしようかな?

と悩む方も多いのでは?
毎年、様々なブランド、ショップからいろんなデザインのクリスマスケーキが登場するので、見るだけでワクワクしてしまいます♪

日本では王道の生クリームたっぷり、苺のせのクリスマスケーキ、実は日本オリジナルということをご存知でしょうか?



イギリスで
は、「クリスマスプディング」と呼ばれるケーキが代表的です。
ドライフルーツやナッツがたっぷりと入っていて、スパイスが効いた豊かな風味と重厚な食感をしており、色は真っ黒で、半球状の形をしているのが特徴です。プラムを使用することが多いため「プラム・プディング」と呼ばれることもあります。

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ドイツでは地域によって様々なクリスマス菓子がありますが、代表格といえば「シュトーレン」。
レーズン、レモンピール、オレンジピールなどのドライフルーツとナッツ、バターをたっぷり練りこんだずっしり重量感のある発酵菓子です。
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イタリアのクリスマスは、街中に「パネットーネ」と「パンドーロ」が多く見られます。
パネットーネは、伝統的にはドライフルーツの入った、ふっくら・しっとりとしたブリオッシュのような焼菓子。
パンドーロは、シンプルに焼いたもので、その表面にバニラ風味の粉糖をまぶして食します。

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パネットーネ

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パンドーロ

フランスでは、クリスマスには丸太の形の「ブッシュ・ド・ノエル」が主流。日本でも見かけますね。
イタリアに近いニース辺りでは、「パネットーネ」が有名で、近年、フランスのいろんな地域でも人気になってきているようです。


日本の真裏、南半球のブラジルでは真夏のクリスマス!
イタリア系の移民が多く、「パネトーネ」でクリスマスをお祝いするそう。チョコレートチップが入った“ショコトーネ”も子供たちに人気のようです。

アメリカでは、クッキーが主流。ツリーや星などのクリスマスにちなんだ形のクッキーがたくさん作られ、サンタさんへの感謝の気持ちを込めて、ミルクと共にツリーの下に置いておくのが一般的とされています。
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日本の王道、「生クリーム苺ケーキ」は日本の老舗メーカーが発祥とされ、1930年ごろ登場し、1950年以降、クリスマスケーキとして定着するようになりました。

クリスマスケーキは国によって様々で、それぞれに由来があり、歴史や土地の影響も受けていることに驚きました。

今年のクリスマスはいつもと違う異国のデザートで楽しんでみては?